独伊首脳、難民問題で結束確認 資金調達手法では隔たり
- uhyoshi-yami
- 2016年5月7日
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イタリアのレンツィ首相とドイツのメルケル首相が5日、ローマで会談し、難民問題に結束して取り組む方針を確認した。会談後の記者会見で、レンツィ首相は「独伊両国は人道的な対応を取る考えで一致した」と述べ、メルケル首相も「難民問題に対応する責務を共有する」と表明した。欧州メディアが伝えた。 メルケル氏は会見で、難民や移民の流入が治安を脅かしかねないという不安を背景に、欧州連合(EU)各国で極右勢力が台頭している状況に懸念を表明。その上で「地中海から北極に至るまで、EUの境界を守ることが将来のための課題だ」と指摘し、EU加盟国と域外の国境管理を強化する必要性を訴えた。 イタリアでは、北アフリカのリビアから地中海を渡って難民が流入する問題が深刻化。レンツィ首相は会談で、EU各国が共同で債券を発行して資金を調達し、対策費に充てることを提案したものの、「資金調達の枠組みでは(ドイツ側の)同意を得られなかった」と説明した。メルケル氏が財政規律の悪化を警戒し、難色を示したとみられる
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