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ナチスの暗号機がネット競売に、1500円で落札

  • uhyoshi-yami
  • 2016年6月2日
  • 読了時間: 2分

ナチスの独裁者ヒトラーがドイツ軍幹部との通信に用いた暗号機が、競売サイトのイーベイに出品され、たった9.5ポンド(約1500円)で売却されたことが2日までに分かった。

発端は、英国立コンピューター博物館のボランティアがイーベイで、ナチス・ドイツで使われたローレンツ暗号機(テレプリンター)を見つけたことだ。ドイツの電信機器という説明がついていた。

博物館のボランティア、ジョン・ウェッター氏は「仲間の1人がイーベイを検索していて、ドイツのローレンツ暗号機と思われるものを見つけた。落札して車で取りに行ったら、庭の納屋のがらくたの中に、ローレンツ暗号機が持ち運び用ケースに入った状態で埋もれていた」と語る。

装置の見た目は古いタイプライターのようだが、暗号文を送信するために欠かせないものだった。第2次世界大戦中、ヒトラーとその側近が最高機密の戦術に関するメッセージをナチス高官に送るのに使ったローレンツSZ42暗号機に接続して使われた。

博物館によれば、第2次大戦中にはローレンツSZ42暗号機は約200台存在したが、現存するのはたった4台だという。この暗号機の存在自体、1970年代まで知られていなかった。

博物館ではローレンツSZ42暗号機の本体をノルウェーから借り、今回手に入れた暗号機とつないで暗号化と暗号解読のプロセスを再現したいと考えている。ただしモーター部分はまだ見つかっていないという。

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