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中国はフィリピンが提起した南シナ海問題の仲裁を受け入れなければならない?中国外交部が反論

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月6日
  • 読了時間: 2分

中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は、南シナ海問題でフィリピンがオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所(PCA)に提訴した問題で、「仲裁機関の裁定結果に応じる必要はない」との見解を示した。 同日の定例記者会見で、記者から「一部では、フィリピンが提訴した南シナ海問題の仲裁を受け入れなければ国際法違反になるとも指摘されていますが?」と問われた洪報道官は、「中国が、フィリピンが一方的に提起した南シナ海の仲裁案を受け入れず、関与しないことは、完全に法にのっとった行為だ」と主張。「中国は2006年に、国連海洋法条約第298条に関連する選択的適用除外宣言を行っている」とした。 さらに、「フィリピンが一方的に提起し、仲裁を進める行為は海洋法条約の紛争解決制度の乱用であり、中国の領土主権と海洋権益をターゲットとして、自らが中国の南沙諸島の一部の島しょを不法に占拠している事実を覆い隠そうとするものだ」と指摘。「フィリピンの仲裁案は初めから合法性や正当性を欠き、実際は法の傘をかぶって中国に対して故意に政治的な挑発を行うものだ」と厳しく非難した。 また、「フィリピンは今回の提訴について、双方の手段が尽きたことからやむを得ない措置だったと主張していますが?」との問いには、「中国はフィリピンとすでに一連のやり取りをし、協議によって解決することを明確に選択した」とこれを否定。「フィリピンはこれまで中国との協議で、訴訟で言及されているようないかなる要求も提起したことはない。『双方の手段が尽きた』というのは、フィリピンが国際社会に対してついたまったくのうそだ」とした。

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