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中国ワンダの新テーマパーク、ディズニー・キャラ登場で批判

  • uhyoshi-yami
  • 2016年6月2日
  • 読了時間: 2分

中国の不動産大手、万達集団(ワンダ・グループ)が手掛けた大規模なテーマパーク「ワンダ・シティー」が先週末、江西省南昌にオープンした。その場に白雪姫などディズニー・キャラクターの姿がみられたことから、開業早々批判を招いている。

ワンダ・シティーに登場したのは白雪姫やキャプテン・アメリカ、SF映画「スター・ウォーズ」シリーズのストームトルーパー。ただ米AP通信とブルームバーグによると、目撃されたのは無料で入れる区域だった。ワンダ・グループによれば、テーマパーク本体ではなく「ショッピングセンターに入っている店が独自にやったこと」だという。

ディズニーは6月16日、上海にアジア最大級となるディズニーリゾートの開園を予定している。ワンダ・シティーはこれに先駆けてオープンした。屋外遊園地や屋内テーマパーク、ホテルなどを備えた複合施設だ。

ワンダ・グループの王健林会長は先週、上海ディズニーランドを「既存施設を再現しただけで、革新とはいえない」と批判。採算性に疑問を投げ掛けるなど、ライバル意識をあらわにしていた。

一方、ディズニーの報道担当者は「ワンダとは米国内を含む映画配給などの分野で良好な協力関係にある。王氏が公然と戦いを挑んできたり、どのような形にせよ我々の事業を損ねようとする行為に困惑している」と語った。

ワンダ・グループは2020年までに国内15カ所でワンダ・シティーをオープンさせる計画だ。王氏は先月、ディズニーとの競争について「1頭のトラはオオカミの群れにかなわない」と述べ、レジャー志向を強める中国消費者の獲得に自信を示していた。

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