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アジア覆い尽くす中国の鉄道ネットワーク計画、魅力はあるが経済的負担大きい

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月6日
  • 読了時間: 2分

独国際ラジオ放送ドイチェ・ヴェレ中国語サイトによると、中国が計画している昆明・シンガポール鉄道は「全アジア鉄道ネットワーク」とも呼ばれ、中国と東南アジア各国を結ぶ巨大プロジェクトで、2020年の開通が予定されているが、その経済的負担は大きい。 昆明・シンガポール鉄道は中央ルートと東西各ルートの3路線で構成され、完成すれば中国とシンガポール間の10都市が高速鉄道で結ばれることになり、昆明−シンガポールは10時間で移動可能となる。専門家は、経済効果は計り知れなく、経済的に豊かとは言えない東南アジア各国にとって大きな魅力があると話す。 しかし、実現のためにはハードルも少なくない。ミャンマー政府は同プロジェクトについて14年に無期限棚上げを宣言。タイの軍事政権は中国からの貸し付けを断ったことで、自国で資金を負担しなければならなくなり、一部区間は7〜8月に着工する予定だが、残りの区間は今後の需要と経済情勢による。ベトナムは日本の技術への関心が高く、政治的にも中国に対する不信感が根強い。 中国と東南アジア各国を結ぶ鉄道網の建設は中国の「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想の中心をなす存在であり、中国にとっても地域における政治的な影響力を高める重要な意味を持っている。しかし、資金面での問題に加え、完成後も多くが赤字区間になることが予想され、欧州の外交専門家は「コストが経済効果を上回る可能性は高い」と指摘している。

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