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バングラデシュ中銀のハッキング被害、北が関与か

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月14日
  • 読了時間: 2分

 今年2月にバングラデシュ中央銀行の口座がハッキングされ、約1億100万ドル(約110億円)が不正送金された事件に北朝鮮のハッカー組織が関与した疑いが指摘されている。

 ブルームバーグ電によると、バングラデシュ中銀ハッキング事件のデジタル鑑識を引き受けたセキュリティー業者、ファイア・アイは「ハッキングに関与した3組織の手がかりをつかんだ。うち2つは北朝鮮とパキスタンの組織であり、残る1つは正体不明だ」と説明した。同社関係者は「実際に資金を不正送金したのは、北朝鮮やパキスタンではなく、正体不明の第3の組織とみられる」と語った。

 報道によると、バングラデシュ中銀側は国連の北朝鮮代表部にハッキングへの関与に関する説明を求めたが、回答は得られなかった。パキスタン技術省の報道官もコメントしなかった。

 バングラデシュ中銀は今年2月5日、ニューヨーク連邦準備銀行に開設した口座がハッキングされ、資金が不正送金される被害を受けた。ニューヨーク連銀には当時、バングラデシュ中銀の口座にある10億ドルをスリランカ、フィリピンの市中銀行に分割して送金するよう指示があった。送金に必要な銀行コードなどの情報が整っていたため、連銀側は疑いなく、フィリピンの口座に8100万ドル、スリランカの銀行に2000万ドルを送金したが、受取口座名にタイプミスが発見されたため、その後の送金は中止された。スリランカに送金された資金は全額を回収できたが、フィリピンへの送金分はカジノなどでのマネーロンダリングが行われた後で、回収不能だった。

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