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抗生物質効かない「スーパー細菌」、米国で初の感染例

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月28日
  • 読了時間: 1分

あらゆる抗生物質が効かない細菌「スーパーバグ」について、米国内で初となる感染例が27日までに確認された。

ワシントンで記者会見を開いた米疾病対策センター(CDC)のトム・フリーデン所長によれば、患者はペンシルベニア州の49歳の女性。他の抗生物質が効かない際に医師が最後の手段として使う薬「コリスチン」も効果がない特殊な大腸菌に感染したことが確認されたという。

米軍の医療センターで患者から採取したサンプルの分析を行ったところ、尿からこの細菌が検出されたという。患者は過去5カ月間、米国外に出てはいないという。

この細菌については、これまでに欧州やカナダ、中国で感染例が確認されている。

あるリポートによれば、感染した患者の2人に1人が死亡する可能性もあるという。

CDCのフリーデン所長は、近い将来に新たな感染例が出てくるはずだと述べた。

CDCによると米国では、年に少なくとも200万人が複数の抗生物質に耐性を示す多剤耐性菌に感染し、少なくとも2万3000人が死亡しているという。

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