米国の若者、「両親と同居」が増加-130年来初めて「パートナー」上回る
- uhyoshi-yami
- 2016年5月26日
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かつては10代後半から親元を離れて暮らすことの多かったアメリカの若者が、今では親と同居するケースが増えているという調査結果が発表された。調査機関ピュー研究所が18~34歳の若者を調べたところ、親の家で親と暮らす人の方が伴侶・パートナーと暮らす人よりも多かった。130年来初めての結果だという。
ピュー研究所の2014年調査によると、親の家で親と暮らす若者は32.1%。伴侶・パートナーと暮らす若者は31.6%。独り暮らしは14%だった。
「アメリカでは、35歳になる前に恋愛相手と落ち着くことを選ぶ若者が劇的に減っている。これが、この変化の主な要因」とピュー研究所は解説している。
過去には、アメリカの若者はパートナーと暮らすのがほとんどだった。1960年には、若者の3分の2近くがパートナーと暮らし、親と暮らしていたのは5人に1人にすぎなかった。
それ以来、初婚年齢の中央値は次第に上昇し、まったく結婚しない人の数も増えてきた。
ピュー研究所調査はさらに、若い男性の就業率低下と給与水準の停滞も、親と同居する人の増加に影響していると指摘する。
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