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米利上げの可能性、市場は以前より適切に判断=セントルイス連銀総裁

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月26日
  • 読了時間: 2分

米セントルイス地区連銀のブラード総裁は、市場は6月の利上げの可能性について、以前よりも一段と適切な判断をしているとの見方を示した。

同総裁は、連邦公開市場委員会(FOMC)の最新の議事要旨を「市場は正確に解釈した」と述べた。

総裁はまた、低金利が米国での資産バブルにつながる可能性を引き続き懸念しているとしたが、資産バブル状態あるかどうかのリスクの度合いはわずかに過ぎないとの見方を示した。

6月14─15日の次回FOMCについては、利上げ決定の是非について先入観は持っていないとし、「同会合までに入手できるデータを検証したい」と述べた。

同総裁はこれに先立ち行った講演で、米労働市場は比較的引き締まっており、このことがインフレ上振れ圧力となる可能性があると指摘。米労働市場は完全雇用を達成した可能性があるとの認識を示した。

労働市場関連の統計がどの程度の進展を示せば6月の利上げが正当化されるかとの質問に対しては、「特定の水準にコミットメントは示したくない」とし、「労働市場関連の指標にはさまざまな面があり、総合的に判断したい」と述べた。

ただ、労働市場は全般的に非常に堅調に推移しているとの印象を受けているとし、これまでに示された予想を覆し、労働市場はそれほど堅調ではないとの見方を引き出すには「非常に弱い統計が必要になる」と述べた。

このほか、6月23日に英国で実施される欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票については、離脱派が多数を占めたとしても、直ちに何かが変わるわけではないと指摘。

「離脱が多数派となったとしても、貿易交渉を再開するだけのことで、単に新たな貿易協定が締結されるに過ぎない」と述べた。

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