グーグル、広告スペース拡大へ-地図にも情報表示
- uhyoshi-yami
- 2016年5月26日
- 読了時間: 2分
インターネット検索大手グーグルは26日までに、サイズ拡大を含む広告表示に関する変更を年内に行うと発表した。
今年後半、グーグルは検索ページにおける広告スペースを大きくするとともに、地図サービス「グーグル・マップス」などに新たに広告を導入するという。
モバイル機器からの利用が増えていることを受け、検索サービスという本業からの売り上げを増やすのが目的だ。広告の見出しや説明文の文字数も増やす。
同社の広告事業を率いるシュリダール・ラマスワミ氏はブログで「(検索結果と連動する広告サービスの)アドワーズが15年前に始まって以来、わが社のテキスト広告における最大の変化」だと述べている。グーグルは、文字数の増加により広告のクリック率が20%ほど増える見込みだとしている。
また、位置情報を基にした広告も始まる。グーグルで「靴店」や「近くの自動車修理会社」を検索すると、広告契約している近くの業者の情報も表示される仕組みだ。
地図サービスでは、広告契約した喫茶店やガソリンスタンド、レストランといった施設の位置と移動ルートを示す「広告ピン」が表示されるようになるという。
グーグルにとって、利用者の需要の変化を先取りするのは大きな課題だ。現状の取り組みは順調で、携帯端末向け事業は着実に成長している。
だが調査会社のeマーケターは、今年のグーグルの売り上げについて昨年の15%増を下回る9%増と予測。モバイル広告は急成長しているものの、パソコン向けの広告と比べると安く買い叩かれる傾向にある。
グーグルは、モバイル広告の効率が高まれば企業もさらなる広告費を払ってくれるのではないかと期待を寄せる。
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