STX造船海洋、会社更生手続きへ
- uhyoshi-yami
- 2016年5月25日
- 読了時間: 1分
造船中堅のSTX造船海洋が近く法定管理(会社更生法適用に相当)に入る見通しとなった。2013年4月に債権団による共同管理下に入って以降、同社には約4兆5000億ウォン(約4170億円)の支援が行われたが、経営再建は失敗に終わった。
主債権行の韓国産業銀行は24日、STX造船海洋に対する債権団共同管理を継続するのは困難だとの結論を下したことを明らかにした。産業銀は25日に債権団会議を開き、対応を協議する。
昨年末にウリィ、KEBハナ、新韓の各行が債権団を離脱したため、現在は産業銀(出資比率48%)、韓国輸出入銀行(21%)、NH農協銀行(18%)で構成されている。このため、産業銀の方針に従い、追加支援が中断されれば、STX造船海洋は会社更生手続きに入ることになる。
債権団関係者は「25日の会議で会社更生手続きが議題に上り、今月末までに各行が立場を決め、産業銀に通知する手続きを踏むことになる」と説明した。
STXは造船海洋が会社更生手続きに入った場合、産業銀などは船舶を発注した船会社に1兆ウォン以上の先払い金を返還しなければならないほか、貸し倒れによる損失も計上する。
Comments