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シリアとイエメンで連続テロ、死者120人超-ISISが声明

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月24日
  • 読了時間: 2分

シリア地中海沿岸部のアサド政権支配地域で23日、連続爆弾テロが起き、国営メディアによると少なくとも78人が死亡した。イエメンでも軍基地など2カ所で爆弾テロが相次ぎ、地元治安当局者らによると兵士ら43人が死亡。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が全ての攻撃について犯行声明を出した。

シリアの国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、同国では港湾都市タルトゥスのバス停で3回、同ジャブラ市内の住宅地で4回の爆発が起きた。在英の反体制派NGO「シリア人権監視団」は、一連の爆発による死者が101人に上ったと報告している。

タルトゥスは休暇中の政府軍兵士や国内避難民が集まる場所として知られる。ジャブラはアサド大統領の本拠地で、政府軍の多くの将校や兵士らの出身地でもある。

ロシア外務省は「テロリストたちがシリアでまた残虐な罪を犯した」「シリアの政府と市民だけでなく、内戦の平和的解決への支持を明言している国際社会の信用にも向けた厚かましい挑戦だ」と非難する声明を出した。

イエメンの爆発はいずれも南部アデン市内で起きた。実行犯のうち1人が軍の新兵採用センター付近で自爆し、もう1人は中心街にいた兵士の集団を狙って自爆したとみられる。治安当局者らによると、新兵を含む兵士らが死亡したほか数十人が負傷し、このうち12人は重体となっている。

イエメン南部ではこの2週間でISISによるテロが相次ぎ、100人以上が死亡している。アデンでは今月に入って8件のテロが相次いだ。同国の首都サヌアはイスラム教シーア派の武装組織「フーシ」が占拠しているため、ハディ暫定政権はアデンに拠点を移して抗戦を続けている。

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