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野党クルチダルオールCHP党首、ダヴトオール首相にエール

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月14日
  • 読了時間: 3分

共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首は、臨時党会議でダヴトオール首相が退任することについて声明を発表した。クルチダルオール党首は、臨時党会議をクーデターだと評し、「知識人、民主主義に共鳴する全ての人が、クーデターに抵抗する必要がある」と述べた。入手した情報によると、クルチダルオール党首は夕刻、ダヴトオール首相と電話会談を行った。 CHPのケマル・クルチダルオール党首は、公正発展党(AKP)で起こった臨時党会議の危機について声明を発表した。同党首は、首相退任の決定をクーデターだと評し、「5月4日の宮廷クーデターを、単なる一政党の内紛とみないことが必要だ。知識人、民主主義に共鳴する全ての人が、クーデターに抵抗する必要がある。独裁の地盤を整えるために、一国の首相を相手にクーデターを実行した者たちよ、忘れるな。CHPがいる限り、あなた方の目的を決して達成できない」と述べた。 ■クルチダルオール党首の声明の要点は以下の通り 「[首相を]免じるのは私たちがすべきことであり、あらゆることを免じている。ダヴトオール首相はその功績について話していたが、首相の座を離れることが自身の選択ではないとも言っていた。自身の選択でないなら、どのような理由で首相を辞任するのか。この問いに対する答えは出されていない。お許しがあれば、この理由を私が説明しよう。2012年1月17日、当時の首相は以下のように述べた。『立法と司法は私にとって障害だ』。つまりは、三権分立の原則を明らかに否定した。これには続きがある。2015年3月21日、エルドアンは大統領に選出された後、『議会のシステムは[出発前の]待合室にあたっている』と述べ、この言葉を色々な場所で繰り返していた。 ■「5月4日宮廷クーデター」 これらの言葉は、実は、衆目のもとでのクーデター、そして独裁制を求める足音だった。このことを何度も口にした。昨日の会談で、クーデターは実際に行われた。クーデターの名前は『5月4日宮廷クーデター』である。5月4日宮廷クーデターは、[1997年]2月28日過程を上回るものだ。5月4日宮廷クーデターによって、ダヴトオール首相は退陣を余儀なくされた。このクーデターは、首相が「同行者」と呼ぶ人物によって実行されていた。ダヴトオール首相は、首相として2度の選挙に挑んだ。議会民主主義の中で、彼は首相に就任した。その合法性は司法で裁かれるものではなかった。自らもしばしば強調していた国民の意志がもたらしたものだった。 ■「2300万人の意志ではなく、1人の意志によって退陣させられた」 ダヴトオール首相は、2300万人の意志ではなく、1人の意志によって退陣させられた。その1人とは、5月4日宮廷クーデターを実行した人間である。我が国に民主主義ではなく、独裁制を欲した人物である。ダヴトオール首相は、独裁制の地盤を整えてしまった。民主主義に共鳴する全ての人々は、クーデターに抵抗すべきだ。 独裁制の法的地盤を整えるために、5月4日宮廷クーデターを実行した人々は、CHPがある限り、決してその目的を達成できない。150年続く議会制度を、1人の独裁者相手に屈服させない。クーデターの首謀者を打ち破る。歴史は全てこれを証明している。 ■ダヴトオール首相に電話 入手した情報によると、クルチダルオール党首はダヴトオール首相に電話をかけ、短時間の会話で「臨時党会議でなされる決定」が良いものであるようとの意思を伝えた。

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