top of page

米CBSのドーピング番組は「憶測」

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月14日
  • 読了時間: 2分

 アメリカのテレビ局「CBS」で放送されたロシアのアスリートのドーピングを告発するドキュメンタリー番組は、憶測にもとづいて制作されている――。ロシアのヴィタリー・ムトコ・スポーツ相がこのようにタス通信に話した。

内部告発

 8日のこの番組では、「ロシア反ドーピング機関(RUSADA)」の元職員であるヴィタリー・ステパノフ氏が、2014年ソチ冬季五輪で優勝した選手の一部に禁止薬物の摂取があったと話している。ステパノフ氏によると、ドーピングはロシアの特殊機関の管理のもとで行われていたという。

 「ステパノフ氏のロシアのスポーツのドーピングに関する話は延々と続く。最初の番組(ドイツ公共放送(ARD)が放送したドキュメンタリー番組)でもあったし、その後も続いた」とムトコ・スポーツ相。

 ステパノフ氏と陸上競技選手であるユリヤ・ステパノワ夫人は2014年12月、ARDの番組で主要な役割を果たした。ステパノフ氏は番組の中で、ロシアの陸上界にはびこる体系的なドーピングを告発した。

反論

 スポーツ省反ドーピング顧問のナタリヤ・ジェラノワ氏は、短文投稿サイト「ツイッター」で、「2014年ソチ五輪開催中のドーピング管理の透明性については明白。研究管理所ではロシア人とともに外国人専門家も仕事をしていた。仕事は独立したオブザーバーのチームによって監視されていた」とコメントしている。

 ARDの番組が放送された後、「世界反ドーピング機関(WADA)」は調査を始め、2015年11月にロシアの陸上選手を独自に非難した。「国際陸上競技連盟(IAAF)」は2016年リオデジャネイロ冬季五輪を含む、同連盟が主催、後援する大会へのロシア代表の出場資格を停止した。リオ五輪への出場については6月17日に最終的に決定する。

 WADAのベン・ニコルズ広報担当者は、WADAがCBSの番組も見たことを明らかにした。

最新記事

すべて表示
無防備な性交渉「自制を」、ジカ熱予防の勧告を改訂-WHO

世界保健機関(WHO)は5月31日、中南米を中心に感染が広がっているジカ熱についての勧告を改訂し、流行が起きている国に渡航した場合はたとえ症状が出ていなくても、8週間は無防備な性交渉をしたり、子どもをつくろうとしたりしないよう呼びかけた。改訂前の勧告では警戒を要する期間を4...

 
 
 
「トランプ大学」巡り訴訟、裁判所が内部文書の公開を指示

米大統領選の共和党候補に確定した実業家、ドナルド・トランプ氏がかつて開いていた不動産セミナー「トランプ大学」の受講者らが詐欺被害を訴えている裁判で、米連邦地裁は27日、運営戦略などが書かれた内部文書の公開を命じた。 トランプ大学は2005~10年に開講され、登録した受講生は...

 
 
 

Comments


bottom of page