北朝鮮-党大会で2億ドル以上費やした=韓国専門家
- uhyoshi-yami
- 2016年5月14日
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北朝鮮が第7回朝鮮労働党大会を開催するために、少なくとも2億ドル(約218億円)の予算を投じたと、韓国の専門家が分析した。 韓国・高麗大北朝鮮学科の南成旭(ナム・ソンウク)教授はソウルで開催予定の統一関連の会議用として13日までにまとめた資料で、党大会を「3代世襲のセルフ戴冠式」としながら、「半年前から2億ドル以上の予算を使いおびただしい財政を支出したことで、住民の負担が増した」と指摘した。党大会のために3667人の代表と5054人が移動、参加したと言及し、「金正恩(キム・ジョンウン)統治時代の幕開けを宣言するために過度なエネルギーを投じた消耗性の行事にすぎなかった」と主張した。
北朝鮮は党大会開催に向け生産や建設を大々的に進める「70日戦闘」を展開し、党大会では国家経済発展5カ年戦略を掲げた。南氏は、北朝鮮が5カ年戦略を推進するために今後も住民を動員し絞り上げるように圧力をかける経済戦略が進め、住民の苦しみは増すことになるとの見方を示した。
北韓大学院の梁文秀(ヤン・ムンス)教授は党大会で示された「われわれ式の経済管理方法」と「社会主義企業責任管理制」について、「北が現在の市場親和的な政策を当分は持続的に拡大するという政策的な意志を示したと解釈できる」とした。
IBK経済研究所のチョ・ボンヒョン首席研究委員は党大会で掲げられた国家経済発展5カ年戦略について、「失敗は火を見るより明らかで、結局は金正恩政権を脅かすブーメランとして返って来る」との見解を示した。北朝鮮経済を後退させ、住民の反発を強め、社会経済的に混乱を引き起こすという。
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