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北制裁決議:ロシア、金融取引・鉱物輸入禁止などの制裁実施へ

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月10日
  • 読了時間: 2分

国連安全保障理事会(安保理)が今年3月に採択した北朝鮮に対する制裁決議第2270号について、ロシアがこれを履行するため、近く北朝鮮との金融取引を全面的に凍結し、北朝鮮産の鉱物の輸入も凍結するという。タス通信などロシアのメディアが6日報じた。

 タス通信によると、ロシア政府は、自国内にある北朝鮮の銀行や合弁会社などを閉鎖し、ロシアと北朝鮮の間の送金や、ロシアによる北朝鮮の銀行の持ち分取得などを禁止する措置を、制裁案の採択日から90日以内に実施するという内容の大統領令草案を最近決定したという。この草案には、ロシアが北朝鮮から鉄や鉄鉱石、金、チタンなどの鉱物の輸入を禁止するという内容も含まれている。

 だが現地メディアは「ロシア外務省が草案を準備した」と報じただけで、草案に盛り込まれた対北制裁が具体的にいつ始まるのか、草案の内容が修正されることなく100%履行されるのかについては言及していない。草案では、ロシアの対北金融制裁や鉱物の輸入中止などの措置は、遅くとも来月初めまでには履行されるべきだとされているという。

 国連安保理の対北制裁決議は今年2月、ロシアが草案の内容について問題提起し、修正を要求したことで、採択が遅れた経緯がある。ロシアは当時▲外国産の石炭の羅津港を通じた北朝鮮への搬入▲外国から北朝鮮に戻る北朝鮮の民間機に対する給油-などを制裁対象の例外とするよう求め、自国の利権を守ることに積極的な姿勢を見せた。結局、このような要求はそのまま反映された。

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