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フェイスブックで保守系ニュース排除か、元社員の証言が波紋

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月10日
  • 読了時間: 2分

ニューヨーク(CNNMoney) 米フェイスブックの元契約社員が、フェイスブックのページ右側の「トレンド」欄に表示される内容を同僚が操作して、保守系のニュースを抑制する場面を目撃したと証言して物議を醸している。

元契約社員が匿名で語ったとされるこの証言は、ITニュースサイトの「ギズモード」が9日付で伝えた。

それによると、保守系の話題の抑制は、その日のシフトが誰かを見極めながらこっそり行われたと元契約社員は証言。別の1人も「明らかに偏見があった」「私たちの主観で行っていた」と語ったという。

この報道についてフェイスブックは、「偏見があったという訴えは深刻に受け止める」との声明を発表。事実だとすれば、政治的意見の抑圧や、特定の意見やニュースを優先的に扱うことを禁じた規定に違反するとした。ただ、抑制疑惑を全面的には否定しなかった。

たとえ特定の意見やニュースを優先する従業員がいたとしても、会社がそれを確認する手段はない。ギズモードの報道をきっかけとしてこの問題への関心が高まり、9日午後までにフェイスブックのトレンドにも浮上した。

保守層の間では以前から、フェイスブックやツイッターなどのIT企業はリベラル系に偏っているとの批判が根強くあった。

CNNMoneyが取材したフェイスブックの元従業員3人も、トレンド欄の作業には個人的偏見が入り込むこともあると証言した。ただし、保守に対する組織的な偏見を目の当たりにしたことはないといい、1人は「政治的意見に関係なく、ユーザーが話題にしていることを客観的に表現しなければならないというのが会社からの指示だった」と話している。

トレンド欄のトピック管理者だったという元従業員は、担当者の透明性と開かれた姿勢には定評があったと述べ、内容によってはトレンド欄から締め出すこともあったものの、それは不正な内容を表示させないことが目的だったと説明している。非表示にしたトピックは理由説明付きで記録され、チェックを受けていたという。

もう1人の元従業員も、「保守系の投稿を抑圧するようにという指示は受けなかった」と話している。

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