仏全土で伝統のメーデー・デモ開催、国民戦線集会では対立あらわに
- uhyoshi-yami
- 2016年5月6日
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【パリ 5月1日付】5月1日付け仏紙フィガロ(電子版)は、毎年恒例のメーデーのデモが、フランス全土で行われたことを伝えている。今年は、労働法改正案の国会審議入りを直後に控えての開催となった。
パリで1万6千人(警察発表)から7万人(組合発表)、フランス全土で8万4千人(仏内務省発表)が、デモに参加した。労働組合からの参加者らは、労働法改正案廃案のスローガンの下に平和的に行進。
他方で、今年は、新たに台頭した共和国広場選挙運動ニュイ・ドゥブが継続する中でのメーデーという特殊な背景があった。一部の参加者が、機動隊に物を投げつけるなどし、機動隊はこれに催涙ガスで応答。この日は、18人の逮捕者が出た。
極右政党FN(国民戦線)も、毎年5月1日にジャンヌ・ダルクを称える集会を行っている。今年は、党の方向性をめぐって対立する党首マリーヌ・ルペン氏と前党首でマリーヌ氏の父でもあるジャンマリ・ルペン氏が、それぞれ別の場所で集会を開催しており、二人の対立がいよいよあらわになった。
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