テロ発生の出発ロビー、1カ月半ぶり再開-ブリュッセル空港
- uhyoshi-yami
- 2016年5月2日
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ベルギーの首都ブリュッセルで3月に起きた連続テロで閉鎖されていた空港の出発ロビーが1日、約6週間ぶりに再開された。
3月22日のテロではブリュッセル空港のチェックインカウンター付近で男が自爆。16人が死亡し、建物の内部が破壊された。空港は4月上旬に一部の営業を再開していた。
空港運営会社のアルノー・ファイスト最高経営責任者(CEO)は、1日の出発ロビー再開を前に同空港で開かれた式典で、空港にとってもベルギーにとってもこの日が重要な転機になると指摘。「海外における我が国のイメージの立て直しに向け、これからの数カ月は非常に重要だ」と強調した。
同空港で対応できる乗客数は事件前の約80%まで回復し、6月半ばごろまでには完全復旧できる見通し。乗客に対しては、出発の3時間以上前までに空港に到着するよう呼びかけている。
ブリュッセルでは空港テロと同じ日に地下鉄マルベーク駅で起きた自爆テロでも20人が命を落とした。同駅は4月25日に再開されている。
一連の事件では過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行を認める声明を出しており、警察は引き続き、事件に関与した人物の行方を追っている。
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