2016年選挙:18歳人口の半数近くが選挙人名簿未登録
- uhyoshi-yami
- 2016年5月24日
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総数で100万人近い若年国民が投票権得ないまま 4月末の豪選挙管理委員会(AEC)の数字によると、選挙権資格者の94%が選挙人名簿登録を済ませている。しかし、残りの6%、955,000人がまだ選挙人名簿に名前を登録していないことになる。 ABC放送(電子版)が伝えた。 特に18歳から24歳までの年齢層の未登録率がもっとも高く、18歳では半数近く、35万人近くが未登録になっている。ただし、選挙投票日が近づくにつれて登録率も上がってくると思われるが、5月23日午後8時で7月2日の連邦議会選挙投票の選挙人名簿登録が締め切られるため、運動団体などが若年者の登録を呼びかけており、政治・社会運動グループのGetUp! Australiaはキャンペーン・ビデオで、親や祖父母に対して、若者の登録を促すよう呼びかけている。 同団体のポール・オースティング全国理事長は、「若年層は今回の選挙を逃す可能性が大きい。今回の選挙はごく少数の浮動票で決まる可能性が高く、若年者票が特に重要になる。若者の声が政治に反映されるためには本日午後までに登録を済ませなければならない」と語っている。 「Australian Youth Affairs Coalition」のレオ・フィールドグラス氏は、「若年者も政治に関心を持っているが、個々の政策を問題にしており、特定の政党を支持するということはない。問題はこの国の民主主義制度がなぜこうなってしまったのか、ということだ。また、若年層はよく転居することと選挙人登録制度が分かりにくいということもある。政治家も選挙戦で若年層を無視しない方がいい。もし、選挙人名簿未登録の若年層が登録して投票すれば選挙の行方も大きく変わる可能性がある。どこの政党も若年層を取り込もうとしない現状は信じられないほどだ」と語っている。 また、今の若い世代が親の世代より生活水準が下がるというのはオーストラリアの歴史始まって以来のできごとだ。エコノミストが警告しているように若い世代が経済的に冷遇される時代になる可能性があるのだ」と語っている。
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