top of page

イラク、ファルージャ解放作戦開始を宣言-住民に退避要請

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月24日
  • 読了時間: 2分

イラクのアバディ首相は23日未明、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に支配されている中部ファルージャの解放作戦を開始すると宣言した。

首都バグダッド市内にある統合作戦司令部から国営テレビの生放送を通して発表し、治安部隊が住民を安全に退避させると述べた。

イラク軍報道官は22日のテレビ番組で「ファルージャの解放作戦が数日中に始まる」と述べ、住民に安全な退避路へ向かうよう呼び掛けていた。

統合作戦司令部によると、市内には通行証となるビラ数千枚が空からまかれた。

ファルージャはイスラム教スンニ派が多数を占めるアンバル州に位置し、イラク戦争でも2回にわたり激しい戦闘の舞台となった。2014年1月からISISに支配されている。

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は先月、ファルージャで民間人がISISに退避を阻止され、占領の長期化による食料不足や物価高騰で飢えに苦しんでいると警告していた。

イラク治安部隊とシーア派民兵の統合組織「人民武装軍団(PMU)」は21日、30世帯の住民を無事に退避させたという。市外へ逃れられない住民には、自宅に白旗を掲げるよう指示が出された。軍は避難を希望する世帯に対し、緊急回線で電話または文字メッセージを送るよう呼び掛けている。

最新記事

すべて表示
26人の女性が性的被害、ドイツの音楽フェス

ドイツ・ダルムシュタットの当局は2日までに、同市の郊外で週末に開催された野外音楽フェスティバルで、女性26人が性的暴行などの被害に遭ったと明らかにした。 音楽フェスティバルは26~29日に開催された。警察は、28日の事件とは別の場所でも被害が出ている可能性があるとしている。...

 
 
 
ファルージャ攻防戦、市内の子ども2万人動けず

イラク政府軍が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」からの奪還を狙って始めた中部ファルージャ市への進攻作戦で国連当局は2日までに、子ども2万人を含む推定5万人の住民が市内で身動き出来ない状況にあるとの見方を示した。...

 
 
 
シリアを脱出した人々、韓国の空港で足止め続く

港の待合室のベンチで横になったり、部屋の隅で立ったりうずくまったりする男性たち。床は大切な所持品が詰まった小さなスーツケースやビニール袋で隙間なく埋め尽くされている。 韓国ソウルの仁川空港にある待合室で、シリアの内戦を逃れて来た大勢の男女が、韓国への入国を認められるか、シリ...

 
 
 

Comments


bottom of page