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ロンドン市長に初のイスラム教徒-労働党が奪還

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月10日
  • 読了時間: 1分

​5日に投票が行われたロンドン市長選は7日未明、国政での最大野党・労働党のサディク・カーン下院議員(45)が、与党・保守党のザック・ゴールドスミス下院議員(41)らを破り当選した。イスラム教徒初のロンドン市長となる。  カーン氏は当選受諾演説で「ロンドンが不和ではなく団結を、恐怖ではなく希望を選択したことを誇りに思う」と述べ、宗教的な偏見にとらわれず自らを選んだ市民を称賛した。カーン氏の得票率は57%だった。  キャメロン首相の後継をうかがう保守党のジョンソン氏が2008年以来市長の座にあったが、労働党が8年ぶりに奪還した。同時実施のスコットランド議会選など地方選で不振の労働党にとっては唯一の大きな勝利となった。   パキスタン移民の息子のカーン氏は、弁護士を経て05年から下院議員。選挙戦では、不動産の高騰が続くロンドンで庶民の手が届く住宅の建設や、公共交通の運賃凍結などを公約し終始リードした。ゴールドスミス氏側は、カーン氏とイスラム過激派の関係をほのめかすなど、中傷まがいのネガティブ・キャンペーンで逆転を狙ったが奏功しなかった。

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