「州の海浜や公園の清潔を保つためには有効ではないか」
- uhyoshi-yami
- 2016年5月9日
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NSW州政府も、甘味飲料水の瓶・缶の保証金制度発表 南オーストラリア州(SA)では容器保証金制度が実施されているが、NSW州政府でも、州内の海浜、公園などを清潔に保つため、甘味飲料水の缶や容器1個に付き10セントの払い戻しの制度を発表した。 ABC放送(電子版)が伝えた。 2015年の州議会選でもSA州同様の容器保証金制度(CDS)が提案されたが、飲料業界の猛反対にあってそのまま立ち消えになっていた。 記者会見で、NSW州政府環境相、Clean Up Australia運動創始者、コカコーラ・アマティル広報担当者らと並んだマイク・ベアード州首相は、「本日は、NSW州にとって歴史的な日だ。これまで、ゴミに対して、私達の宣言するような戦いが試みられたことがなかった。この問題でNSW州がリーダーシップを握る時が来た」と演説した。 環境省では、「150mLから3Lまでほとんどの瓶、缶などの容器が対象になり、ラベルに明記されるようになる」としており、マーク・スピークマン環境相も、「州内で年間1億6,000万本の容器がゴミになる。そのゴミを減らすため、政府は行動を起こすことを決めた。長年、この制度実現のために努力してきた運動家に感謝したい。SA州では、回収運動に参加する慈善団体、地域団体が年間6,000万ドルほどを集めている」と語った。 また、「Clean Up Australia」創始者のイアン・キアナン氏も、「政府は地域社会の声を本気で受け止めてくれた」と語っている。 コカコーラ・アマティル社のジェフ・マクガイア広報担当者は、「SA州の経験からこの制度が効果的だということは知られている。消費者に負担をあまり転嫁せずに制度を実現することは可能だ」として、支持を表明している。また、緑の党、労働党もこの政策支持の意図を明らかにした。制度は2017年7月から施行される。
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