top of page

イスラム教徒のロンドン市長誕生なるか-英選挙

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月7日
  • 読了時間: 2分

ロンドン(CNN) 英全土で5日、市長選や地方自治体、スコットランドやウェールズなどの議会選の投票が行われた。ロンドンでは初のイスラム教徒の市長が誕生するかどうかに注目が集まっている。結果は6日に判明する見通し。

ロンドン市長選はバス運転手を父に持つ労働党のサディク・カーン議員(45)と、資産家を父に持つ保守党のザック・ゴールドスミス議員の一騎打ちとなった。

イスラム教徒のカーン氏は弁護士出身でロンドン生まれ。父はパキスタンから移住してバス運転手をしていた。もし当選すれば、欧米の主要都市の中で初めてイスラム教徒の市長が誕生する。

選挙戦では世論調査でカーン氏に引き離されたゴールドスミス氏が、1日の英紙メール・オン・サンデーに寄稿したコラムが物議をかもした。

ゴールドスミス氏はコラムの中で、「我々は本当に、テロリストを友達だと思っている労働党にこの偉大な都市を引き渡すのか」と問いかけ、2005年のテロで破壊されたロンドン名物の2階建てバスの写真を掲載。カーン氏や労働党幹部について、「こうした過激派の見方を何度も正当化してきた」と主張している。

このコラムに対し、反イスラム的であり市民の分断を助長するとして非難の声が高まった。労働党関係者は「ゴールドスミス氏の卑劣な人種政策を打ち負かさなければならない」と訴え、イスラム教徒の保守党議員も批判的なコメントを投稿した。

最新記事

すべて表示
G7サミット、英国のEU離脱は「世界成長へのリスク」

主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)は27日午前、世界経済や安全保障の課題に関する首脳宣言を採択し、英国が欧州連合(EU)から離脱すれば「世界経済の成長にとって深刻な脅威となる」と警告した。 首脳宣言は、世界経済の成長が「喫緊の優先事項」だと指摘。世界経済を支える...

 
 
 
首相がサミットでデータ提示、リーマン級下落と主張-一部で異論

安倍晋三首相は26日、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の世界経済を討議するセッションで、コモディティ価格が「2014年以降55%下落しており、リーマン・ショック前後と同様」とするデータを各国に提示した。 しかし、現状の経済状況が「危機」に当たるかどうか異なる意見も表明され...

 
 
 
原爆投下「誤り」が多数-英世論調査

英調査会社YouGovは20日までに、米国による広島と長崎への原爆投下が正しい決定だったかどうかを問う世論調査を米英両国で相次いで実施した。それによると、英国では「誤った決定」と答えた人が多かったのに対し、米国では逆に「正しい決定」との回答が多数派で、対照的な結果となった。...

 
 
 

Comments


bottom of page