食欲止まらない遺伝子変異を発見-英大学
- uhyoshi-yami
- 2016年5月6日
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(5月4日時事)犬のラブラドールレトリバーには、食欲が止まりにくくなる遺伝子変異を持つ個体が比較的多いことが分かったと、英ケンブリッジ大などの研究チームが3日付の米科学誌セル・メタボリズム電子版に発表した。盲導犬や介助犬、警察犬によく使われるのは、頭が良く親しみやすいほか、餌を褒美に訓練しやすいことも理由ではないかという。 この遺伝子「POMC」の変異は人間の過食、肥満症患者でも見つかることがある。働きのメカニズムを詳細に解明すれば、犬と人間の過食、肥満治療法開発に役立つという。 研究チームはまず、ラブラドールレトリバーの太った15匹と痩せた18匹について、肥満関連遺伝子に変異がないか解析。その結果、太っている場合にはPOMCに変異があり、脳に満腹感を伝える神経伝達物質を十分作れないタイプが多いことが分かった。 さらに別の411匹について調べたところ、2割超でこの遺伝子変異を発見。盲導犬や介助犬として働く81匹では7割超で見つかった。
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