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中銀、政策金利を1年ぶりにさらに引き下げ、記録的な低利に

  • uhyoshi-yami
  • 2016年5月6日
  • 読了時間: 2分

統計局の消費者物価指数が1.5%とデフレに近づき引き金に  豪統計局(ABS)の発表したオーストラリアの消費者物価指数(CPI)が1.5%と低くなっており、一部の物価は既にデフレ化している。中銀(RBA)は、インフレ率を2%から3%の間に保つことを政策金利の目標としていることから、2015年5月に25ベーシス・ポイントの利下げをして以来1年ぶりに再び政策金利を25ベーシス・ポイント引き下げ、歴史的な低金利の1.75%とした。  ABC放送(電子版)が伝えた。  先週のABSの発表以来、金融市場は「50%の確率で利下げ」と観測していた。この25ベーシス・ポイントは、30万ドル25年返済の住宅ローンの場合、月返済額が$43下がることになる。この利下げを受けて、全普通株指数が103ポイント跳ね上がって5,415に、ASX 200指数も2.1%跳ね上がって5,354になった。  また、利下げ発表と同時に豪ドルが1%下落し、1豪ドル=76米セントになった。グレン・スティーブンズRBA総裁は、決定発表に伴う声明で、インフレ率が下がっていることを利下げの引き金として、「四半期データは短期変動の要素が加わっていることもあるが、労働コスト成長が停滞していることや世界的にも低コスト・プレッシャーがかかっていることなど、インフレ見通しが以前よりも低くなっている。また、現在のところ、低利率が住宅市場に及ぼすリスクは1年前より低いといえる。また、世界経済は成長を続けているとはいえ、予想を下回っており、予測も下方修正されている。金融市場心理は今年初めに比べると向上しているが、世界的な経済見通しや主要地域の政策転換が続いている。様々な要素を考慮した結果、通貨政策を緩和することを決定した」と述べている。  この利下げを受けて、大手4銀行が軒並み、貸し出し利率引き下げを発表した。


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